こんにちは、アオイノメガネ店長の古田です(^^)
知っていそうで『実はよくわからない』事ってありますよね?
メガネで最も話題になる老視(老眼)も、間違った解釈をされていることが多々あります💦
そこで、
今回は、老視(老眼)について詳しくお話します(^o^)
老視(老眼)とは?
加齢とともに水晶体とそれを支える組織、筋肉の弾力性が低下し、調節力が小さくなり、近くのものにピント(焦点)が合わなくなった状態。調節異常。
目の機能で、レンズの役割をするのが「水晶体」。近くを見たり遠くを見たりする際に、水晶体の周りにある「毛様体筋」に緊張させ、水晶体を厚くしたり薄くしたりして光の屈折を変えてピント合わせを調節しています。
図のように、近くを見る際には毛様体筋を緊張させ、水晶体が厚くなりピントを合わせようとします。
年齢を重ねるにつれ、水晶体の弾性力が失われて硬くなったり、毛様体筋の動きが低下することで充分な調節ができなくなる状態が『老視(老眼)』なのです。
近視の人は老視(老眼)にならない?
目に限らず、年齢を重ねると身体の機能の衰えは誰にでも起こります。
すなわち、近視の人でも老視(老眼)になります。
ただ、近視の人は近方にピント(焦点)が合いやすく、メガネを外した状態だと近くのモノが比較的よく見えるため、自分が老視(老眼)であることに気付きにくくなります。
そのため、近視の人は老眼鏡を必要とする年齢が遅くなる傾向にあります。
老眼鏡を使うと進行する?
老視(老眼)は調節異常です。
老眼鏡を使っても、使わなくても目の機能の老化は誰でも60歳頃までは進行します。
老眼鏡をかけると無理をしなくても見えるようになるため、老眼鏡を外したときの見えにくい状態がいっそう気になるだけなのです。
むしろ、老眼鏡を使わずに見えにくい状態を我慢していると目の疲労がどんどん溜まっていくので、頭痛や肩こりなどの原因になることがあります。
まとめ
老視(老眼)が進み無理をして近くを見続けることは、目や視覚情報の処理をする脳にまで無理をさせることになり、眼精疲労の原因となります。
老眼かな?と思ったら、
無理せず老眼鏡をかけ目に負担をかけないことをオススメします。
豆知識
一般的な呼び名として『老眼』が定着していますが、医学用語には『老眼』ではなく、正しくは『老視』が正解です。
※ちなみに・・・『近眼』という呼び名もありません⤵
ではナゼ『老眼』という呼び名が定着したか??
『老眼鏡』からの説が有力です。
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