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がっかりしない強度近視メガネへの道〜高性能レンズ加工機でこだわりのレンズ加工!〜

こんにちは、アオイノメガネの古田です( ´ ▽ ` )

これまで4回に渡ってお話してきた

「がっかりしない強度近視メガネへの道」

今までのお話はこちら
「がっかりしない強度近視メガネへの道」
①フレームサイズ選びが鍵となる!
②強度近視の私はこのフレームを選びました!
③レンズは設計にも注目!
④レンズ選びはこだわりポイントを探そう

 

こちらもご覧ください!
「S-13.00Dの私がお伝えする!がっかりしない強度近視のメガネ選び」
・「レンズの厚み編
・「目が小さく見える編」
・「フレームサイズ選びのコツ編」
・「濃い太フレームで黒目を強調!」
・「輪郭の凹み編」
・「掛け比べ編」
・「コバ磨きとウズ編」
・おすすめフレーム①PD58mm編
・おすすめフレーム②PD60mm編
・おすすめフレーム③PD62mm編
・チャレンジ企画!編

 

 

今回はいよいよ、レンズ加工に入ります!

レンズの加工方法によって、仕上がりの見た目や見え方は大きく変わります。

強度近視でもがっかりしないメガネになるように、どのようにして加工を行っているのか、そのこだわりをご紹介していきましょう!

 

 

<加工前の大事な準備>

まず、レンズ加工の前段階として行うのが「黒目の位置」の確認です。

選んでいただいたメガネを実際に掛けていただき、まずはフィッティング調整をします。

この調整はレンズを入れた後にも、目からレンズまでの距離や重心のバランスを見ながら最終調整を行います。

そして、正面を向いたときの黒目の位置に目印のシールを貼ります。

この黒目の位置に合わせて、レンズの光学中心が来るように加工するのがとても重要です。

※光学中心とは、レンズの中で歪みが少なく、最もよく見えるポイントのこと。凹レンズでは、この部分が一番薄くなります。

この位置がズレてしまうと、見え方に大きな影響が出てしまいます。
そのため、当店ではこの工程を丁寧に行っています。

 

 

<実際のレンズを見てみよう>

こちらは加工前の、度数 S-13.00D 屈折率1.74両面非球面レンズです。

自分のレンズながら、その厚みに驚きます(@_@)

しかし、よく見ると中心部分が薄くなっているのがわかるでしょうか?
この部分こそが「光学中心」です。

この光学中心が、先ほど計測した黒目の位置にぴったり合うように、これからレンズを加工していきます!

 

 

<高性能レンズ加工機でこだわりの加工を!>

どのようにレンズ加工をすれば、そのメガネが一番綺麗に仕上がるのかは

度数、目の位置、フレームの形状・サイズ、レンズの組み合わせによって、一本一本変わってきます。

そちらに対応するには、細かいところまでカスタマイズ設定し、レンズ加工する必要があります。

 

その点、当店ではハイエンドモデルの高性能レンズ加工機を導入していますので、細かいところまでの設定か可能なんです!!

 

こちらは、レンズを加工する際にさまざまな情報を入力・設定する画面です。


PD(瞳孔間距離)やEP(アイポイント)など、黒目の正確な位置や目の高さをここに入力していきます。
こうしたデータを元に、レンズの光学中心を正しい位置に合わせて加工していきます。


ここで、当店のこだわりポイントをもう一つご紹介します。

写真の中にある黄色い矢印の先に「鏡面あり」という文字があります。

これは、削ったレンズの側面を透明に磨くかどうかを設定するボタンなんです。

この仕上げは「コバ磨き」とも呼ばれ、行うかどうかで見た目の美しさが大きく変わります。

 

こちらをご覧ください!

左はコバ磨きありで透明、右はコバ磨き無しで白く曇った状態です。

比べてみると、透明に磨いた方がレンズの厚みが目立ちにくくありませんか?

周りの景色に溶け込んでいるイメージです。

 

また、斜めから見たときの渦も軽減されます。

当店では、最新のレンズ加工機を導入しているため、このコバ磨き仕上げをサービスで行なっております!

 

<レンズは前ではなく後ろに出す!>

これは、フレームとレンズの前後の位置関係のお話です。

当店はレンズはフレームよりも前には出さず、後ろになるよう加工調整をします。

レンズがフレームよりも前に出るか出ないかで、見栄えとかけ心地が大きく変わってしまうんです。

 

レンズがフレームより前に出てしまうと…

  • レンズが目から遠くなることで目が小さく見えてしまう
  • 顔の輪郭が凹んで見えやすくなる
  • メガネの重心が前に偏り、ズレ落ちやすくなる

…といったデメリットが出てしまいます。

そこで当店では、レンズの「やげん」位置を細かく調整し、フレームの前に出ないように仕上げています。

※「やげん」とは
フレームリムの内側には溝があり、そこにはめ込むために必要なレンズ側面の山の事を言います。

 

 

このやげんの位置は、フレームの形状ごとに最適な位置が異なるため、テストレンズで試し削りを行い、ベストな位置を探っていきます。

 

 

そして、このような細かな調整を行なって仕上がったメガネがこちらです!!

 

横から見てみると・・・

レンズが綺麗に収まりましたね!

後ろへ出したレンズの厚みも、インナーアセテートがカバーしてくれました。

 

正面から見ると、レンズはフレームよりも1mm程後ろに引っ込んだ状態です。

このわずかな調整で、メガネを掛けた時の見た目がスッキリとした印象になります。

 

 

メガネの出来栄えはいかがでしたか??

フレームサイズ、レンズの種類、加工の仕方を気をつけると、加工前はあんなに厚かったレンズがこんな仕上がりになります。

 

次回は出来上がったメガネを実際に掛けてみます!

どうぞお楽しみに!

 

 

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